村田喜代子(むらたきよこ)「耳の塔」

577 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2015/07/11(土) 19:38:59.25
[いつ読んだ]
・平成10年~17年辺り(国語の教科書)
[あらすじ]
・主人公の父は歳をとるにつれて難聴がひどくなり日常会話でさえ
怒鳴り声の様に声を張り上げ、その声に釣られるように家族の声も怒鳴り声のように大きくなった。
補聴器を買いにデパートへ赴いた折、突然大きな叫び声が聞こえてきた。難聴の父ですら聞こえたその声は
どうやら広場で行っている大声大会のものだったようだ。
帰り間際に父と離れてしまう主人公の「私」。大声大会もとっくに終わっているようだ。
果たして父は地下の階段にいた。立ち入り禁止の、機械がウオンウオン唸っている地下へ
父はいよいよ下って行った…

[覚えているエピソード]
・父は仕事を既に高年齢で退職している
・その商業柄(大きい機械を常に扱う仕事?)で難聴になってしまった
[物語の舞台となってる国・時代]
・ 日本
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
・小学生高学年の国語or中高生の現代国語の教科書で読みました
[その他覚えていること何でも]
・作家は日本人
・検索ワード「国語 教科書 耳 難聴 父」等で探してみましたがヒットしませんでした
どうぞご助力お願いいたします

581 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2015/07/15(水) 19:23:46.30
>>577です
解決しました「耳の塔」でした。ありがとうございました

この本のタイトル(題名)教えて! その12
https://echo.5ch.net/test/read.cgi/books/1394738981/577-581

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784061982659

講談社文芸文庫
戦後短篇小説再発見 5 (生と死の光景) 生と死の光景
講談社(著)講談社文芸文庫(編)
発行:講談社
縦160mm
 272ページ
ISBN
9784061982659
初版年月日
2001年10月

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大泉芽衣子(おおいずみめいこ)『夜明けの音が聞こえる』(よあけのおとがきこえる)

236 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/03/06(火) 03:43:17
[いつ読んだ]
5年程前に図書館で。
その時点では比較的新しい感じだったので、ここ5~10年前に出版されたのだと思う。

[あらすじ]
主人公は高校生か大学生くらいの青年。
斜に構えたようなところがあり、中2病っぽいと思った記憶がある。
アルバイトか何かで住み込みで旅館に勤めることになる。
海辺でDQNにいじめられる。

[覚えているエピソード]
・夕方か夜に海辺でDQN(バイト仲間だったかも)数人にいじめられる
 裸にされて首に縄をつけられてひきずらたり、蹴られたりする。
 意識を失い目を覚ますと、少女(母親がいたかも)に見つけられる。
・衝動的にアルミ缶のタブを口に入れて、舌を切ってみるエピソードがあった
・↑の前に、少し頭がおかしくなってがむしゃらに叫びながら走るような描写があった気がする。
 少しサイケデリックな描写だった。

[物語の舞台となってる国・時代]
現代日本。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバー。
オレンジと青磁色っぽい色使いで、海辺が書かれていたと思う。
写実的な絵ではなく、はっきりとした線でデフォルメ(?)された感じの絵。

[その他覚えていること何でも]
何か賞(直木賞・芥川賞ではない)を受賞していた。(帯に書いてあった)
それが新人賞だったか分からないが、作者は新人作家だったと思う。作者は日本人。
記憶がかなりあやふやなので、実際のエピソードや装丁と少し違う箇所があるかも。
中学か高校生の頃に読み、若者が感じていそうな現代の閉塞感の描写に共感した覚えがある。

238 名前:無名草子さん[おちんちんいじられて射精] 投稿日:2007/03/06(火) 04:35:34
>>236
大泉芽衣子「夜明けの音が聞こえる」だと思う。平成13年の第25回すばる文学賞受賞作
少年が海辺でいじめられて、男たちに〈メール欄〉しちゃう。
そこが若い女性の妄想っぽくて印象に残っている。
たしかに力のある作品でした。

239 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/03/06(火) 06:56:38
>>238
あーーーーーーそれです!
タイトル見て思い出しました。
ここ数週間ずっと思い出せずもやもやしていました。
ありがとうございました!

この本のタイトル(題名)教えて! その5
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1166607907/236-239

夜明けの音が聞こえる 単行本 – 2001/12
大泉 芽衣子 (著)
http://amazon.jp/dp/408774566X
表紙画像有り
選考委員奥泉光氏、島田雅彦氏、高樹のぶ子氏らの圧倒的支持で選ばれた第25回すばる文学賞受賞作。自ら「声」を失った青年の苛立ちと怒り、魂の再生を鮮烈な言葉の力でうがつ。期待の大型新人の衝撃作。
内容(「MARC」データベースより)
自ら声を封じこめているうち、本当に声がでなくなった「僕」。治療者の勧めでホテルで働き始めるが、周囲に溶け込めず、ふとした誤解から従業員達を敵に回し、そして執拗ないじめを受け…。第25回すばる文学賞受賞作。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003053016-00
タイトル 夜明けの音が聞こえる
著者 大泉芽衣子 著
著者標目 大泉, 芽衣子, 1973-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 集英社
出版年月日等 2002.1
大きさ、容量等 131p ; 20cm
ISBN 408774566X
価格 1200円
JP番号 20232320
出版年(W3CDTF) 2002
NDLC KH463
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

青木和雄(あおきかずお)『ハッピーバースデー 命かがやく瞬間』(ハッピーバースデー いのちかがやくとき)

813 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/02/08(水) 18:30:11
8年くらい前に読んだのですが…
主人公の女の子が声が出なくなった話でした。
家族不和とか障害を持った女の子が出てきた記憶があります。
確か主人公の名前は「あすか」でした。
タイトル、作者をご存じの方は教えて頂きたいです。

815 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2006/02/08(水) 20:27:27
>>813
青木和雄「ハッピーバースディ」かな?
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432307056X/qid=1139397999/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-2559613-8295411

816 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/02/08(水) 20:58:45
>>815さん
そうです!この本でした。どうもありがとうございました。

この本のタイトル(題名)教えて! その3
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1117985496/813-816

ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき) (フォア文庫) 単行本 – 2003/12/1
青木 和雄 (著),‎ 加藤 美紀
http://amazon.jp/dp/4323090293
表紙画像有り
内容紹介
実の母親に愛してもらえず、誕生日さえ忘れられてしまった11歳の少女・あすかは、声を失ってしまう。しかし、優しい祖父母の元で自然の営みに触れ、「いのち」の意味を学ぶ。生まれかわったあすかがどんな行動を起こすのか。そして、母親の愛は戻って来るのか…リアルな展開に、5頁に一度は、涙が噴き出る物語。
出版社からのコメント
あなたは、全身全霊で泣ける物語を知っていますか?
これは小説ではない。あなたが、いま既に直面している「現実」なのです。泣き尽くし、癒されたあと、必ず人に読ませたくなる物語です。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002636053-00
タイトル ハッピーバースデー : 命かがやく瞬間
著者 青木和雄 作
著者 加藤美紀 画
著者標目 青木, 和雄, 1930-
著者標目 加藤, 美紀
シリーズ名 ときめき文学館 ; 7
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 金の星社
出版年 1997
大きさ、容量等 253p ; 20cm
ISBN 4323025270
価格 1300円
JP番号 98061089
出版年月日等 1997.12
NDC(9版) 913 : 小説.物語
要約・抄録 多忙で,アダルトチルドレンの母のひと言から言葉を失ったあすか。そんなあすかが,祖父母の母や友の死を経てはばたくまでの物語。 (日本児童図書出版協会)
対象利用者 児童
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

小川洋子(おがわようこ)「また明日…」

260 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/09/23(金) 02:51:43

10年位前、雑誌(だったと思う)に載っていた短編を探しています。

うろ覚えなのですが、
ある青年がTVかラジオから聞こえる女性の「声」に恋をして、
声の主を探すといった内容。

声の主は結局「声」だけの存在で、
最後には青年も同じ「声」として生きるべく、自分の身を売り渡す。

といった感じだったのですが、どうしても探し出せません。

タモリの「世にも奇妙な・・・」に出来そうだなという印象は残っているのですが、
どなたかご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか?
よろしくお願いいたします。

264 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/09/24(土) 13:05:52
>>260
星新一だと思います。
「妄想銀行」か「これからの出来事」に入っていたと思う。
「みみずくクラブ」ってところにその声の主は所属していて、
(声に意志がある)声を貸し出しも可能。
その時にはピアスに宿らせて借りたい希望者に付けてあげる、
ていうのがあればビンゴだと思うのだが…。
ごめんな、タイトル出てこない。

265 名前:264[sage] 投稿日:2005/09/24(土) 13:16:14
>>260
やっぱり 妄想銀行/星 新一/新潮文庫
の中の「声」かと。

266 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/09/24(土) 15:13:55
>>260
渡辺浩弐のゲームキッズのどれかの中に、あったと思う。
はっきりしなくてすいません。

世にも奇妙な~でドラマ化されてて、女性の声が林原めぐみさんだった。

267 名前:無名草子さん[] 投稿日:2005/09/24(土) 23:10:48
>>260

星新一という意見があるようですが、絶対に小川洋子ですね。
星新一のものも似ているのなら知らないやごめん。

月刊カドカワの企画もので、
佐野元春の曲を題材にしてかかれてる。

佐野元春と10の短編
「アンジェリーナ」角川書店

そのなかの「また明日・・・」という短編。
>264の みみずくクラブもピアスも出て来るよ。

今、手元にあるので絶対これだと思う!

ニュースのエンディングに流れる「また明日・・・」という声に恋をし、
みみずくクラブを探しあてて入会。
耳にピアス穴を開け、ピアスの声を借りて生活するが、
離れられなくなり……..
「声をなくした僕の身体は、毎日、新しい会員の左耳に針で穴を開けている」となる。

掲載時か、少し前には実際に佐野元春の「また明日・・・」が
ニュース23のエンディングに使われていて、
コーラスで矢野顕子が参加していた。
「また明日・・・」の声は矢野顕子。

どう?これじゃないかな?
92~93年掲載みたい。12~13年まえだね。

268 名前:264[] 投稿日:2005/09/24(土) 23:47:00
>>267
おお、そうだ!(確認した)
小川洋子のその本、持っているのにorz
勘違いでした、すいません。>>264で語ったのはまさにその話です。

271 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/09/25(日) 07:48:53
>>264->>268

ありがとうございます。
こんなに早くわかるとは思いませんでした。
ずっと気になっていたのですっきりしました。
早速、探しにゆきます。

この本のタイトル(題名)教えて! その3
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1117985496/260-271

アンジェリーナ―佐野元春と10の短編 単行本 – 1993/4
小川 洋子 (著)
http://amazon.jp/dp/4048727443
表紙画像・なか見!検索有り
内容紹介
アンジェリーナ、バルセロナの夜、彼女はデリケート…時が過ぎようと、いつも聞こえ続ける歌がある--。佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子がひとすじの思いを胸に奏でる、繊細で無垢で愛しい恋物語、十編。
内容(「BOOK」データベースより)
佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子がひとすじの思いを胸に奏でる、繊細で無垢で愛しい恋物語。

アンジェリーナ 佐野元春と10の短編 (角川文庫) 文庫 – 1997/1/23
小川 洋子 (著),‎ 谷口 広樹 (著, イラスト),‎ 江國 香織 (解説)
http://amazon.jp/dp/4043410018
表紙画像・なか見!検索有り
内容紹介
時が過ぎようと、いつも聞こえ続ける歌がある――。佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子がひとすじの思いを胸に心の震えを奏でる。物語の精霊たちの歌声が聞こえてくるような繊細で無垢で愛しい恋物語全十篇。
内容(「BOOK」データベースより)
駅のベンチで拾ったピンクのトウシューズに恋した僕は、その持主の出現を心待ちにする―「アンジェリーナ」。猫のペーパーウェイトによって導かれたベストセラー小説とは―「バルセロナの夜」。佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子が心の震えを奏でて生まれた、美しい10の恋物語。物語を紡ぐ精霊たちの歌声が聞こえてくるような、無垢で哀しく、愛おしい小説集。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002246304-00
タイトル アンジェリーナ : 佐野元春と10の短編
著者 小川洋子 [著]
著者標目 小川, 洋子, 1962-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 角川書店
出版年 1993
大きさ、容量等 230p ; 20cm
ISBN 4048727443
価格 1300円 (税込)
JP番号 93039376
部分タイトル アンジェリーナ.バルセロナの夜.彼女はデリケート.誰かが君のドアを叩いている.奇妙な日々.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日.また明日… クリスマスタイム・イン・ブルー.ガラスのジェネレーション.情けない週末
出版年月日等 1993.4
NDLC KH454
NDC(8版) 913.6
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語