大泉芽衣子(おおいずみめいこ)『夜明けの音が聞こえる』(よあけのおとがきこえる)

236 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/03/06(火) 03:43:17
[いつ読んだ]
5年程前に図書館で。
その時点では比較的新しい感じだったので、ここ5~10年前に出版されたのだと思う。

[あらすじ]
主人公は高校生か大学生くらいの青年。
斜に構えたようなところがあり、中2病っぽいと思った記憶がある。
アルバイトか何かで住み込みで旅館に勤めることになる。
海辺でDQNにいじめられる。

[覚えているエピソード]
・夕方か夜に海辺でDQN(バイト仲間だったかも)数人にいじめられる
 裸にされて首に縄をつけられてひきずらたり、蹴られたりする。
 意識を失い目を覚ますと、少女(母親がいたかも)に見つけられる。
・衝動的にアルミ缶のタブを口に入れて、舌を切ってみるエピソードがあった
・↑の前に、少し頭がおかしくなってがむしゃらに叫びながら走るような描写があった気がする。
 少しサイケデリックな描写だった。

[物語の舞台となってる国・時代]
現代日本。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバー。
オレンジと青磁色っぽい色使いで、海辺が書かれていたと思う。
写実的な絵ではなく、はっきりとした線でデフォルメ(?)された感じの絵。

[その他覚えていること何でも]
何か賞(直木賞・芥川賞ではない)を受賞していた。(帯に書いてあった)
それが新人賞だったか分からないが、作者は新人作家だったと思う。作者は日本人。
記憶がかなりあやふやなので、実際のエピソードや装丁と少し違う箇所があるかも。
中学か高校生の頃に読み、若者が感じていそうな現代の閉塞感の描写に共感した覚えがある。

238 名前:無名草子さん[おちんちんいじられて射精] 投稿日:2007/03/06(火) 04:35:34
>>236
大泉芽衣子「夜明けの音が聞こえる」だと思う。平成13年の第25回すばる文学賞受賞作
少年が海辺でいじめられて、男たちに〈メール欄〉しちゃう。
そこが若い女性の妄想っぽくて印象に残っている。
たしかに力のある作品でした。

239 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/03/06(火) 06:56:38
>>238
あーーーーーーそれです!
タイトル見て思い出しました。
ここ数週間ずっと思い出せずもやもやしていました。
ありがとうございました!

この本のタイトル(題名)教えて! その5
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1166607907/236-239

夜明けの音が聞こえる 単行本 – 2001/12
大泉 芽衣子 (著)
http://amazon.jp/dp/408774566X
表紙画像有り
選考委員奥泉光氏、島田雅彦氏、高樹のぶ子氏らの圧倒的支持で選ばれた第25回すばる文学賞受賞作。自ら「声」を失った青年の苛立ちと怒り、魂の再生を鮮烈な言葉の力でうがつ。期待の大型新人の衝撃作。
内容(「MARC」データベースより)
自ら声を封じこめているうち、本当に声がでなくなった「僕」。治療者の勧めでホテルで働き始めるが、周囲に溶け込めず、ふとした誤解から従業員達を敵に回し、そして執拗ないじめを受け…。第25回すばる文学賞受賞作。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003053016-00
タイトル 夜明けの音が聞こえる
著者 大泉芽衣子 著
著者標目 大泉, 芽衣子, 1973-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 集英社
出版年月日等 2002.1
大きさ、容量等 131p ; 20cm
ISBN 408774566X
価格 1200円
JP番号 20232320
出版年(W3CDTF) 2002
NDLC KH463
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

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