565 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/07/05(木) 22:15:19
[いつ読んだ]20年くらい前
[あらすじ]
子供のころ田舎の小学校に転校になって、前の席の男の子が色々世話をやいてくれた。
ある日の授業で先生が「自分の親友と思える子の名前を書け」と言って用紙を配った。
自分はその子の名前を書いた。
その子がいつものように振り返って「誰の名前を書いたの?」と訊き、自分の名前が書かれているのを見てきまり悪そうに「自分は知り合いが多くて、うっかりあんたの名前を書かなかった。ごめん。」と謝ってくれた。
大人になった今思い出してもその子は間違いなく自分の親友だと思う。
[物語の舞台となってる国・時代]日本
[その他覚えていること何でも]かなり有名な作家(小説家?)が作者だったと思う。
小説だったか随筆だったか、こんな内容です。わかる方よろしくお願いします。
567 名前:無名草子さん[] 投稿日:2007/07/06(金) 11:31:19
>>565
佐藤春夫の『退屈読本』に入っている「好き友」でしょうか。
ただ、これは「転校していった先で親切にしてくれた子が」
という話ではないようですが、
>「おれはあんたの名を書いたんぢや」…(中略)…
>「こらへとおくれよ。なう、わあきやあんたをわすれたあつた。
>わあきやあ、ぎやうさんつれがあるさか」
> 二十年を経た今日、彼のその言葉を、私はそつくりとその
>田舎訛のままで思ひ出す。さうして私は彼のこの正直な一言に、
>今も無限の友情を見出すのです。
↑というくだりがあって、よく似ていると思うのですが。
571 名前:565[] 投稿日:2007/07/06(金) 23:06:42
>>567
おお、それで間違いないと思います。
転校ではありませんでしたか。記憶がすりかわったかな。
佐藤春夫というのも意外。しかもそんなタイトルw
いい加減な情報だったのに、ほんとうにありがとうございました。
この本のタイトル(題名)教えて! その5
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1166607907/565-571
コーヒーと随筆 単行本 – 2017/10/1
庄野 雄治 (編集)
http://amazon.jp/dp/4902744880
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
近代文学に造詣の深い、『コーヒーの絵本』の著者で徳島の人気焙煎所アアルトコーヒー庄野雄治が、コーヒーを飲みながら読んで欲しい随筆を厳選しました。大好評を博した『コーヒーと小説』の姉妹書、2冊続けて読むと何倍も楽しめる内容です。前作に続きカバー写真には、作品に登場する魅力的な女性の象徴として人気シンガーソングライター・安藤裕子さんを起用!現代に生きる私たちにこそ響く、至極面白く読みやすい随筆20編です。コーヒーを飲みながらお楽しみください。「新しいものは古くなるが、いいものは古くならない。それを証明する随筆集」人はずっと変わっていない。百年前の人が読んでも、百年後の人が読んでも、同じところで笑って、同じところで泣くんじゃないのかな。コーヒーと一緒に、偉大な先達たちの真摯な言葉を楽しんでいただけると、望外の喜びだ。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028512355-00
タイトル コーヒーと随筆
著者 庄野雄治 編
著者標目 庄野, 雄治
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 mille books
出版地 東京
出版社 サンクチュアリ・パブリッシング
出版年月日等 2017.10
大きさ、容量等 269p ; 19cm
注記 NDC(9版)はNDC(10版)を自動変換した値である。
ISBN 9784902744880
価格 1300円
JP番号 22960850
トーハンMARC番号 33665823
部分タイトル 畜犬談 / 太宰治 著
部分タイトル 巴里のむす子へ / 岡本かの子 著
部分タイトル 家庭料理の話 / 北大路魯山人 著
部分タイトル 立春の卵 / 中谷宇吉郎 著
部分タイトル 大阪の可能性 / 織田作之助 著
部分タイトル 陰翳礼讃 / 谷崎潤一郎 著
部分タイトル 変な音 / 夏目漱石 著
部分タイトル 恋と神様 / 江戸川乱歩 著
部分タイトル 余が言文一致の由来 / 二葉亭四迷 著
部分タイトル 日本の小僧 / 三遊亭円朝 著
部分タイトル 柿の実 / 林芙美子 著
部分タイトル 亡弟 / 中原中也 著
部分タイトル 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし / 高村光雲 著
部分タイトル 大仏の末路のあわれなはなし / 高村光雲 著
部分タイトル ピアノ / 芥川龍之介 著
部分タイトル 人の首 / 高村光太郎 著
部分タイトル 好き友 / 佐藤春夫 著
部分タイトル 子猫 / 寺田寅彦 著
部分タイトル 太陽の言葉 / 島崎藤村 著
部分タイトル 不良少年とキリスト / 坂口安吾 著
出版年(W3CDTF) 2017
NDLC KH17
NDC(10版) 914.68 : 評論.エッセイ.随筆
NDC(9版) 914.68 : 評論.エッセイ.随筆
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語
佐藤春夫全集〈第11巻〉評論・随筆 (1969年) - – 古書, 1969
佐藤 春夫 (著)
http://amazon.jp/dp/B000J98P36
表紙画像有り
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001253137-00
タイトル 佐藤春夫全集
著者標目 佐藤, 春夫, 1892-1964
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 講談社
出版年月日等 1969
大きさ、容量等 642p 図版 ; 22cm
価格 2900円 (税込)
JP番号 75007868
巻次 第11巻 (評論・随筆 第1)
部分タイトル 「芸術家の喜び」のはしがき,芸術即人間,芸術家の喜び,苦行者と蛙,武者小路実篤氏に就て,志賀直哉氏に就て,江口渙氏に就て,室生犀星氏に就て,創作月旦,一九一九年美術院展覧会の洋画,自分の作品に就て,二月の日記,私の日常生活,自動車と活動写真とカフェー,感興,わが恋愛の生活を問はれて,女性と崇高美,洞庭劉氏,日月潭に遊ぶ記,何んでもない事で、忘れられない事,「わが生ひ立ち」より,惠雨山房の記,高橋新吉のこと,白き花,春の物語,珍奇なる薔薇,鷹爪花,A Miniature Tragedy,怪談,滅びたる東京,街上小景,田園雑記,文体の事、その他,浜木綿,イヒ・ロオマンのこと,邦訳小泉八雲全集に就て,素人の見物,月評的雑文,批評家子規,上司小剣氏に呈す,築地小劇場に「役の行者」を看る,東洋人の詩感,芸術の内容は何か,無駄話,懸泉堂の春,喜びの歌、悲しみの歌,好き友,文壇六号活字的雑感,飾窓を見る事の面白さ,吾が新居の事,滝田樗陰を哭す,高田豊を紹介す,訳詩集「月下の一群」
部分タイトル 僕の詩に就て,田舎娘のこと,恋し鳥の記,散文精神の発生,本郷座見物記 『思想なき文芸』,秋風一夕話,文芸秋の夜長,黄菊白菊,九月二十四日午後,未だ観ぬ美術展覧会,『夜ひらく』を薦む,わが父わが母及びその子われ,初歩の疑問,ダダイスト夏,夏の夜です,漫歩,旅の話,築地小劇場舞台びらき,処世術,イソップ物語の鳥,新しい創造へ,「風流」論,骨頂の骨頂,里見[トン]の印象,都会的恐怖,思ひ出と感謝,失敬なことを尋ねるものでない,春のせんちめんたりずむ,三十分間程,儲け役,諸家の作品,あさましや漫筆,吾が回想する大杉栄,夏の夜の街にて,大震災見舞手紙の一つ,赤松月船君の処女詩集のために,憮然たる心持その他,芥川竜之介のこと,さみだれ,ゆく春の雲,詩集「万物昇天」に序す,春宵綺談,「我が一九二二年」の余白に,「人生に於ける恋愛の位置」といふ質問に答ふるはがき,恋愛至上かも知れない,階級文芸に対する私の態度,石野重道を紹介す,「忘春詩集」に,INTRODUCTION ほか
出版年(W3CDTF) 1969
NDLC KH532
NDC 918.6
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語