534 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/12/18(日) 13:32:21
ある夏の日、母が叔父の家に行っている間に主人公の少年(名前は文章中には出てきませんでした)は近くの茶店で母を待っています。そのときたまたま居合わせた見知らぬ美しい女性に半ば強引に檸檬ゼリーをごちそうされます。
確か少年はその女性に誘われて連れて行かれそうになるのですが、ちょうど母が戻ってきて我に返り、母のもとへ駆け寄るのを女性が寂しそうに(?)見ているシーンがあったと記憶しています。
その後少年がバスの窓から外を見ていると、その女性が日傘をさして立っているのが見えた、というお話でした。
この物語は、私が二年前に高校受験でやったどこかの学校の国語の過去問です。
過去問なので、載っていた文章が最初から最後まで全部だったのかは分かりません。まだ続きがあるのかもしれませんが、ストーリー的に短編だと思います。
レモンは「檸檬」と漢字で書かれていました。
作者は多分男性だったと思います。
手がかりが少なくて申し訳ないのですが、少しでも思い当たる節がある方は、どんなことでもいいので教えてください!どうぞよろしくお願いします。
551 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2005/12/24(土) 02:32:42
534
長野まゆみ「夏緑蔭」(「鳩の栖」収録/集英社)ではないですか?
檸檬ゼリーではなく、檸檬のヨーグルトですし、
男の子の名前は出てきますし、作者は女性ですが…。
話はよく似ているんです。
それと、「夏緑蔭」がどこかで試験問題に使われたというのを
目にしたことがありますし。
とりあえず、思い当たったものがこれです。参考になれば幸いです。
552 名前:534[sage] 投稿日:2005/12/24(土) 09:29:12
>>551
ありがとうございます!読んでみます。
558 名前:534[sage] 投稿日:2005/12/25(日) 21:19:18
>>551
本買ってきて読みました。これでした!
本当にありがとうございました。
この本のタイトル(題名)教えて! その3
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1117985496/534-558
鳩の栖 (集英社文庫) 文庫 – 2000/11/17
長野 まゆみ (著)
http://amazon.jp/dp/4087471241
表紙画像有り
内容紹介
心優しく、快活な彼がなぜ逝かなければならなかったか…。切ない別れ、そして残された者の喪失感。少年たちの孤独とあわい愛情、はかない命の凛々しさを鮮烈に描く珠玉の短編集。
内容(「BOOK」データベースより)
水琴窟という、庭先に水をまくと珠をころがすような安らかな音が鳴る仕掛け。操がそれを初めて知ったのは至剛の家の庭だった。孤独な転校生だった操を気遣ってくれた爽やかな少年至剛。しかし、快活そうに見えた彼には、避けがたい死が迫っていた。病床の至剛の求めるまま、操は庭の水琴窟を鳴らすのだが…。少年たちの孤独と淡い愛情、儚い命の凛々しさを描く表題作など珠玉の短編五編。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002940646-00
タイトル 鳩の栖
著者 長野まゆみ 著
著者標目 長野, まゆみ, 1959-
シリーズ名 集英社文庫
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 集英社
出版年 2000
大きさ、容量等 195p ; 16cm
ISBN 4087471241
価格 400円
JP番号 20110699
部分タイトル 鳩の栖
部分タイトル 夏緑蔭
部分タイトル 栗樹
部分タイトル 紺碧
部分タイトル 紺一点
出版年月日等 2000.11
NDLC KH391
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語