津村節子(つむらせつこ)「海鳴」

260 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2019/02/20(水) 19:36:03.45
【いつ読んだ】20数年前に実家にあった文庫本

【あらすじ】映画「吉原炎上」的な話で、女郎屋に売られた若い女の子の悲惨な成り行きと
後半で若い男の人と(客として)出会い、心中を約束し合う
最後は約束の場で出会えこそしなかったが、会えなくても各々が崖から投身するという約束だったかで
男の人が先に投身したっぽく
女の人は恐くなって、ためらったが
足を滑らせて…という悲劇的な結末

【国・時代】日本で女郎屋があった時代
【本の装丁】そんなに分厚くはない文庫

【その他】タイトルが《潮騒》みたいなタイトルだったと記憶してるんですが、Amazonとか探しても全く無くて
もしかしたら記憶違いなのかも知れません。
実家に2昔前位にあったのに勝手に処分されてしまったのか行方不明で
十代の時に読んだヘビーな作品だったので記憶に深く残ってて
確認してみたい書籍です。
サポート頂けたら幸いです。

261 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2019/02/20(水) 19:46:09.78
↑三島由紀夫の《潮騒》では無いです。

この本のタイトル(題名)教えて! その14 ワッチョイ無し
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1526960904/260


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


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『海鳴』 『流星雨』 (津村節子自選作品集 4) 単行本 – 2005/4/20
津村 節子 (著)
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津村節子 著. 津村節子自選作品集 4, 岩波書店, 2005.4. 4-00-027124-5.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007731151
目次有り

海鳴 (文春文庫 つ 3-9) 文庫 – 1991/8/1
津村 節子 (著)
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津村節子 著. 海鳴, 講談社, 1965, 10.11501/1672554.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001074016

記事更新日:2025年1月25日
記事公開日:2025年1月23日

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通りすがり

津村節子/著『海鳴』講談社 1965年刊 →講談社文庫 1978年刊
 → 文春文庫 文藝春秋 1991年刊

無宿というだけで捕らえられ金山の過酷な労働に従事させられる若者と
貧しい家に生まれて売られ、遊女として悲惨な生活を送る娘。
年に一度だけの休みに遊郭へ連れて来られた若者が娘の客になって…。

一年後の休みに再会を果たした二人はボロボロの身体で死を待つばかり、
いっそのこと心中しようと約束します。
夜明け前まで仕事をさせられた娘は先に逃げた若者と落ち合えず
海に飛び込む若者の姿を遠くから目撃。若者の飛び込んだ崖へ行き
下を覗き込んでいて転落します。

書名も『潮騒』に近い感じがしますし、この作品で間違いないと思います。

『津村節子自選作品集 4』岩波書店 2005年刊 にも収録されています
(内容はこの本で確認しました)。