トーベ・ヤンソン「黒と白」

88 名前:無名草子さん[] 投稿日:2018/07/11(水) 17:19:00.28
[いつ読んだ]10年位前、図書館で借りた本

[あらすじ] ホラー系の画家の夫と有名な家の設計をしている妻が二人で暮らしている。
妻が設計した家はどこもかしこも明るく、リビングは庭に面して広いガラス張りになっている。
庭にはいくつもライトがあって夜でも煌々と明るい。
ある時夫に大きな仕事が入って一時的に仕事部屋を借りる。
普通に暗い部屋で仕事をしていた夫は「恐怖の家」みたいなイメージの絵として、自分たちの家の絵を憎しみを込めて(?)描く。

[覚えているエピソード] あとがきに夫のモデルはエドワード・ゴーリーで、それをゴーリーの友人の作家が小説にしたとあった気がするんだけど、
wikiにはゴーリーは独身だったとあるので違うのかもしれない。

[物語の舞台となってる国・時代] 海外小説で舞台も外国

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵] わからない

[その他覚えていること何でも] ショートショートくらいの長さの短編だった。
作者はわりと有名な作家だった気がする。

よろしくお願いします。

この本のタイトル(題名)教えて! その14 ワッチョイ無し
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1526960904/88


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


トーベ・ヤンソン・コレクション 8 聴く女 単行本 – 1998/5/6
トーべ ヤンソン (著), Tove Jansson (著), 冨原 眞弓 (著)
http://amazon.jp/dp/4480770186
表紙画像有り

トーベ・ヤンソン 著ほか. 聴く女, 筑摩書房, 1998.5, (トーベ・ヤンソン・コレクション ; 8). 4-480-77018-6.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002690734
目次有り


メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集 単行本 – 2021/3/26
トーベ・ヤンソン (著), 久山葉子 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4845920115
表紙画像有り

トーベ・ヤンソン 著ほか. メッセージ : トーベ・ヤンソン自選短篇集, フィルムアート社, 2021.3. 978-4-8459-2011-2.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031339796
目次有り

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通りすがり

トーベ・ヤンソン/著;冨原眞弓/編訳『黒と白 トーベ・ヤンソン短篇集』 (ちくま文庫) 筑摩書房 2012年刊

↑この短編集の表題作が本の挿絵を描くゴーリーをモデルにしていると
あちこちのレビューに書かれているので、これの可能性が高いかなと思います。
未読なので近日中に確認します。

短編「黒と白」は
トーベ・ヤンソン/著;冨原眞弓/訳『聴く女』(トーベ・ヤンソン・コレクション8) 筑摩書房 1998年刊
にも収録されており、質問者さんの読まれた時期からすると本はこちらかも…
って、短編の内容の確認が先ですね ^^;

通りすがり

『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』を借りて確認しました。

質問通りのストーリーです。
一時的に借りた仕事部屋の持ち主としてヤンソン自身が登場します(^^;)
画家が恐怖の象徴として自分たち夫婦の家を描いている最中に
破滅的な出来事が起きるという幕切れ──

『聴く女』が図書館になかったのであとがきは確認できませんでしたが
話の冒頭に「エドワード・ゴーリーへのオマージュを込めて」と
ありますし、これに間違いないようです。