753 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2007/09/11(火) 17:10:59
[いつ読んだ] 読んだのではないですが、八年ほど前にNHKのラジオ深夜便で朗読されていたものです
[あらすじ] 妻に先立たれた初老の男性が、お墓参りのついでにかかりつけの患者の家へと赴き、そこで不思議な体験をするというものです
[覚えているエピソード] 医師である初老の男性が墓参りのついでに昔から知っている知人の家へ行き、難病(多分癌か悪性の腫瘍だったと記憶しています)の女の子を診察します。
しかし、診てみると病気は完治しているので女の子に訪ねてみたところ、口を閉ざしてしまいます。
父親に何か変わったことはなかったかと男性が尋ねると「去年、一昨年の冬、夜半に娘がふっと消えたことがある。探してみたが一向に見つからず、一度家に戻ってみると娘は布団で眠っていた。そんなことがあってから娘の体の具合は良くなっていった」と打ち明けられます。
そして男性が女の子に真偽を問うてみると、その子の姉も出てきて口を揃えて「夜半に綺麗なお姉ちゃんが庭に現れて、裏山へ遊びに連れて行ってくれる。そしてそこで悪いお出来を治してもらった」と男性に説明します。
男性は不思議に思い、その晩はその家に泊まることにしました。
そしてその晩皆が寝静まった頃、庭が青白く光り、子供達が庭へ飛び出すと先立たれた妻に似た女性が立っていました。
女性と女の子達は楽しそうに笑いあっており、女性が男性の方へ向き直り優しく微笑みかけると男性も立ち上がりその後について行く、朗読はそこでお終いでした。
[物語の舞台となってる国・時代] 詳しくは憶えていませんが、車が出てきたので現代の日本だと思います
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵] ラジオの朗読だったので実物は見たことがありません
[その他覚えていること何でも] 朗読の時間が40分~60分程だったのでショートショートなのかもしれません
以上のことで分かる方がいらっしゃいましたら、どうかよろしくお願いします
この本のタイトル(題名)教えて! その5
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1166607907/753