新美南吉(にいみなんきち)「名なし指物語」

187 名前:無名草子さん[] 投稿日:03/02/14(金) 17:49
20年以上前に学校の先生に読んでもらった本です。

著者の遺作?というか、書きかけで著者が亡くなったらしく未完成の作品でした。

内容のクライマックスは主人公がなんらかの理由で指(手?)を切り落とします。
その後、どこかの宿に泊まっていると
夜中に部屋の外から何かを引きずるような音が聞こえてきます。
そのひきずる音が主人公の部屋の前で止まり次に扉がノックされます。
(話の流れ的にはこの音が「主人公の手が帰って来た!?」と思わせる怖めの内容になってました)
驚いた主人公は扉の向うにむかって「だ、誰だ!」と叫びます。

ここまで書いて著者は亡くなってしまわれたらしく話が終わってしまいます。

「誰なんだよ!」という非常に気になる終わり方だったので
かなり印象に残っています。
どなたかタイトル分かりましたらお願いします。

タイトル忘れちゃったあの本。みんな教えて!part2
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1038687497/187


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


新美南吉 名なし指物語 青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/56141_60906.html

巽聖歌, 滑川道夫 編. 新美南吉全集 第1 (童話集 第1), 牧書店, 1965, 10.11501/1665507.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000957468
目次・個人送信有り

記事更新日:2024年1月17日
記事公開日:2022年2月27日

通知
guest
2 コメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示
通りすがり

新見南吉の「名なし指物語」だと思われます。
青空文庫で読めます。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/56141_60906.html

子供の頃に名なし指(薬指)を切り落とされてしまった木靴屋のお話。
木靴屋が宿に泊まって悪事をなそうとしていると、ノックの音が聞こえ…

未完の作品が刊行されている(年代的にネットで拾った作品とは考えにくいので)、
国語の時間に先生が読んだということで著名作家だろうと思っていましたが、
新見南吉とは予想外でした。
ドロドロしたホラーっぽい話かと想像していましたが、「子供に語るお話」という
感じですね。続きが気になりますが永遠に分からない (´・ω・`)