盛田隆二(もりたりゅうじ)「舞い降りて重なる木の葉」

50 名前:無名草子さん[] 投稿日:02/12/21(土) 19:29
12~14年前くらいのマリークレール(女性誌)に載っていた読みきり作品
についてご存知の方はいらっしゃいますか。
作家は日本人で、ストーリーの内容は、北海道で大学4年生だった主人公が近所の主婦と不倫、旦那にばれて主婦が家出、決まっていた就職先も蹴って二人で東京へ駆け落ち、小さなアパートで新生活を始めるが
自分は印刷所のバイト、女は水商売。すれ違いの日々が続きもともとそんなに愛も無かったため関係はぎくしゃくしていく…。
ラストは酔った彼女をおぶって帰宅の途につく彼が「とても重い」と感じるところで終わっている暗~い話でした。

もしこの作家さんが今も活躍されている方なら新作を読んでみたくて…。

56 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:02/12/22(日) 19:53
>>50
作家名、タイトルは覚えてないけど
その短編はすごく印象的だったんで私も鮮明に覚えてるよー。
不倫のキッカケがテニスのコーチだったり、女の方が水商売始めてだんだん男がヒモちっくかつ不能になっていったり
こんな話、現実にゴロゴロしてるんだろうなぁと読んだ当時学生だった私は男女関係のヘビーさにビビったもんだった。

57 名前:50[sage] 投稿日:02/12/22(日) 22:29
>>56
なんか嬉しい。
ほんと、ビビる話でしたね。このあとこの二人どうなるのかなあ…と想像してみてもいい方に進展することはまず無さそうで。
男が女の裸をはじめて見た時、「思ったより乳首が黒かった」とか思うあたりもリアルでした。

363 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:03/05/28(水) 00:16
>50
大変な遅レスで回答ではないので申し訳ないのですが
マガジンハウスから出ている安原顕の「編集者」の仕事、という本に
マリ・クレールの主要目次が出ていますのでご覧になってはどうでしょう。
多分掲載分の小説に関してはもれがないと思うのですが。
年代的に安原氏の在籍期間と重なっているようですし。

365 名前:50[] 投稿日:03/05/29(木) 22:02
>>363
レスどうもありがとう。嬉しいです。
今度書店で捜してみます。わかったら報告しますね。

タイトル忘れちゃったあの本。みんな教えて!part2
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1038687497/50-365


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供いただいたことにより、解決いたしました。

参考:
Yahoo!知恵袋 以前読んだ小説を探しています…
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12113143452

盛田隆二アーカイヴス 『湾岸ラプソディ』
http://moritaryuji.com/list/wangan.htm


きみがつらいのは、まだあきらめていないから – 文芸・小説 盛田隆二(角川文庫):電子書籍試し読み無料 – BOOK☆WALKER –
https://bookwalker.jp/deb156177d-8879-4028-b350-516ba68fc94c/

きみがつらいのは、まだあきらめていないから (角川文庫 も 14-7) 文庫 – 2011/10/25
盛田 隆二 (著)
http://amazon.jp/dp/4043743076
表紙画像有り

盛田隆二 [著]. きみがつらいのは、まだあきらめていないから, 角川書店, 2011.10, (角川文庫 ; 17075). 978-4-04-374307-0.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011306991
目次有り


※「舞い降りて重なる木の葉」と「泣くかもしれない」を元にした長編が『夜の果てまで』[『湾岸ラプソディ』]。

夜の果てまで (角川文庫 も 14-1) 文庫 – 2004/2/25
盛田 隆二 (著), 角川書店装丁室 (著)
http://amazon.jp/dp/4043743017
表紙画像有り

湾岸ラプソディ 単行本 – 1999/4/1
盛田 隆二 (著)
http://amazon.jp/dp/4048731564
表紙画像有り

盛田隆二 著. 湾岸ラプソディ, 角川書店, 1999.4. 4-04-873156-4.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002782139

記事更新日:2025年1月12日
記事公開日:2022年2月13日

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通りすがり

未読なので後日確認しますが
「マリ・クレール」1991年3月号(中央公論社)に掲載された
盛田隆二/著「舞い降りて重なる木の葉」という短編がお探しの作品のようです。
盛田隆二/著『きみがつらいのは、まだあきらめていないから』(角川文庫)角川書店 2011年刊
に収録されています。

この短編と別のもう一つの短編を元に盛田氏は『夜の果てまで』という
長編を書いた…という流れらしいです。
(『夜の果てまで』は後に『湾岸ラプソディ』と改題され、その後また
『夜の果てまで』のタイトルに戻されています)。

参考リンク
Yahoo!知恵袋 以前読んだ小説を探しています…
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12113143452
盛田隆二アーカイヴス 『湾岸ラプソディ』
http://moritaryuji.com/list/wangan.htm

通りすがり

『きみがつらいのは、まだあきらめていないから』を借りて
確認しました。質問者さんの記憶通りの話でした(^_^)
56さんの「不倫のキッカケがテニスのコーチ」は
実際はゴルフのコーチでしたが、違っていたのはその点くらいです。

80年代~90年代初めの「marie claire」は著名な小説家の作品も
結構載せていたようですが、基本ファッション誌ですから
いきなりこんな重い小説に出くわしたら印象に残るでしょうね…。

初出の情報も『きみがつらいのは…』の巻末に掲載されており
marie claire 1991年3月号で間違いないです。