黒井千次(くろいせんじ)「夜のぬいぐるみ」

307 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2012/02/18(土) 03:18:33.45
お願いします。

[いつ読んだ]
 12年位前
[あらすじ]
 サラリーマンが帰宅途中に、住宅街の一角で謎めいた女が開くくじ引き屋に立ち寄る
[覚えているエピソード]
 ・サラリーマンの当てた景品は毛の生えていないぬいぐるみみたいなもの
 ・ぬいぐるみを脇に抱えて家に帰ろうとするが何故か家に帰りつかない
 ・次第に、脇に抱えたぬいぐるみが温かくヌメヌメしてくる
 ・ぬいぐるみには手書きのメモがくっつけられていた
 ・メモには“あなたがた互いに愛し合いなさい。そうすればあるいはまだ・・・”と書いてある
[物語の舞台となってる国・時代]
 現代日本?
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
 高校の国語の教科書
[その他覚えていること何でも]
 ぬいぐるみの描写がちょっと怖かった、サラリーマンは結局家に帰れない感じだった

 もう何年も探していますが分かりません。
 どなたかご存知でしたら教えていただけませんか。

この本のタイトル(題名)教えて! その10
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/books/1321195230/307


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


夜のぬいぐるみ (1973年)
http://amazon.jp/dp/B000J96P6K
表紙画像有り

夜のぬいぐるみ | 1973 冬樹社
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001262460

記事更新日:2024年1月6日
記事公開日:2023年12月15日

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通りすがり

黒井千次の短編「夜のぬいぐるみ」だと思われます。
黒井千次/著『夜のぬいぐるみ』冬樹社 1973年刊 に入っています。

勤務先から帰宅の電車が事故で遅れ、遅い時間に家の最寄り駅についた
主人公(既婚男性、名前は出てきません)が自宅へ向かう途中、
薄暗い店の前にぬいぐるみを積み上げて売っている女がいます。
主人公はずっと前から定められていたことをするような気持ちで
1つを買い求め、抱えて歩いて…。

くじ引きの場面はないのですが、ぬいぐるみの首に巻かれた布の内側から
「あなた方 お互いに 愛しあいなさい そうすれば あるいは まだ…」と
書かれた紙が出てきていますので、この作品で間違いないと思います。
この後、辺りが真っ暗になって主人公が立ち尽くす場面で終わるのですが
現代文の先生はこれでどんな授業をするのでしょう…(。・”・)

三省堂「新編 現代文(改訂版)」1998-2002 に掲載されていたようです。
https://tb.sanseido-publ.co.jp/kokugo/hKokugo/h-chronicle/06/sp-genbun.html