526 名前:無名草子さん[] 投稿日:2008/06/15(日) 17:33:13
昔、人からこんな小説があると言われて、ずっと気になっている話なんですが
あらすじは、
絵の才能がある若者が、「才能があるから続けなさい」と言われて、本人も画家になりたくて頑張るのですが、裕福ではなかったので日々の生活に追われているうちに、段々夢から遠ざかってしまう・・・
というものです。
ずっと小林多喜二の『蟹工船』だと(言われたと)記憶していたのですが、最近『蟹工船』を立ち読みしたら、なんか全然違う話みたいなので・・・???
プロレタリア文学の作品だと思うのですが、どなたかご存知の方いらっしゃいませんか?
あるいは『蟹工船』の中にそのようなエピソードが出てくるのでしょうか?
538 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 10:26:59
>>526
有島武郎のような気がしますが…
539 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 10:35:43
>>538
自己レス
有島武郎「生れ出ずる悩み」ですね
541 名前:無名草子さん[] 投稿日:2008/06/22(日) 17:50:29
>>539
さっそく図書館で借りてきました。『生れいずる悩み』で間違いなさそうです。
長年の疑問が晴れてすっきりしました。ありがとうございます!
この本のタイトル(題名)教えて! その6
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1196779422/526-541
有島武郎 生まれいずる悩み-青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000025/files/1111_20600.html
生れ出づる悩み (集英社文庫) 文庫 – 2009/6/26
有島武郎 (著)
http://amazon.jp/dp/4087520544
表紙画像有り
内容紹介
少年は作者に自分の絵を見せ、画家になれるだろうかと質問したりするが、結局家の都合で学校を辞め、猟師として生活し、細々と絵を描いている。その彼の生活ぶりを作者の空想で、しかし、生々しく描く。
内容(「BOOK」データベースより)
自分の才能を信じて夢を追うのか、それとも今このままの現実を生きていくのか―。画家になりたいという一途な想いを抱きながらも、家族の生活を支えるために、漁師という過酷な労働に従事しなければならない青年・木本。圧倒的な北海道の自然のなかで、「いかに生きるか」という青年の深い苦悩を描き切った傑作小説。著者の作品と人生を読み解く文庫オリジナルのブックガイドも収録。
小さき者へ・生れ出ずる悩み (岩波文庫) 文庫 – 2004/8/19
有島 武郎 (著)
http://amazon.jp/dp/4003103661
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ」―妻の死から一年半足らず、有島武郎(1878‐1923)が一気に書き上げた短篇。一方、芸術か生活か青年の懊悩を描いた中篇は、北海道の自然の絵画的描写と海洋小説の趣でも知られる。傑作二篇。
小さき者へ・生れ出づる悩み (新潮文庫) 文庫 – 2003/3
有島 武郎 (著)
http://amazon.jp/dp/4101042047
表紙画像有り
内容紹介
病死した最愛の妻が残した小さき子らに、歴史の未来をたくそうとする慈愛に満ちた「小さき者へ」に「生れ出づる悩み」を併録する。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000706382-00
タイトル 小さき者へ・生れ出づる悩み
著者 有島武郎 著
著者標目 有島, 武郎, 1878-1923
シリーズ名 岩波文庫 ; 2271
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 岩波書店
出版年月日等 昭和15
大きさ、容量等 121p ; 15cm
JP番号 46045731
出版年(W3CDTF) 1940
NDC 913.6
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語