野坂昭如(のさかあきゆき)「死屍河原水子草」(しかばねがわらみずこぐさ)

21 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2014/04/03(木) 16:21:49.50
[いつ読んだ]
1990年前後ですが、当時でもかなり古びた感じだったので出版はもっと昔だと思います。

[あらすじ]
田舎の近親婚を繰り返す閉鎖的な集落に、近隣に住む若い女性が嫁ぐ話。
短編だったと思います。

[覚えているエピソード]
・村の民家に美しい青年が尋ねて来て、娘を嫁に欲しいと言う。
・青年は村から少し離れたところにある集落に住んでいて、そこでは何代にも渡り近親婚を繰り返していたために身体や精神に問題のある人間が多く、外から嫁を迎えたいと言う。
・娘の親はそんなところにはやれないと言うが、娘は青年の美しさに惹かれ承知する。
・娘は青年と結婚するのだと思っていたが、いざ集落につくと相手は一族の頭首?で醜い中年男性だった。
・集落には青年が言っていた通り、奇形や白痴の人間がゴロゴロいた。
・一見問題がないように見える者たちもいるが、そういう人間は体が弱い。
・やがて妊娠した娘は、白痴の者達をいたぶりストレスを晴らしていた。

[物語の舞台となってる国・時代]
日本。明治~大正時代ぐらい?

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
文庫でした。

[その他覚えていること何でも]
青年が意図的に娘を騙して連れてきたのか、娘が勝手に青年と結婚すると勘違いをしたのかは憶えていません。
青年も健常者に見えるが、生殖能力に問題があり子を成せなかったと思います。

たまにふと思い出しては結末はどうなったんだっけ?と気になっています。
ご存知の方いらっしゃいましたらよろしくお願いします。

22 名前:21[sage] 投稿日:2014/04/03(木) 16:53:53.75
すいません>>21ですが、書き漏れがありました。

ずっと野坂昭如の短編だと思っていたのですが、検索しても「骨餓身峠死人葛」しか出てきません。
あらすじを読みましたが内容がかなり異なるため違うようです。
骨餓身峠死人葛を外して検索しても、それ以外には近親婚を扱った短編がヒットしませんでした。

この本のタイトル(題名)教えて! その12
http://echo.5ch.net/test/read.cgi/books/1394738981/21


631 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2020/04/18(土) 18:40:07.40
[いつ読んだ]
2~30年前
短編集の中の一つ

[あらすじ]
山間の村に見目麗しい若者が訪ねてくる。
若者は人里離れた集落に一族で暮らしていて、村の娘を嫁にもらいたいと言う。
両親は渋るが、若者の美しさに心を奪われた娘は嫁ぐことを了承する。
一族は長年に渡り近親婚を繰り返したため精神的肉体的に障害を持つ者が多く、外の血を入れるため半ば騙す形で娘を連れ帰る。
若者も一見まともに見えるが何かしらの障害あり。
娘は若者と結婚するものと思っていたが、実際の相手は一族の長で醜い中年男だった。

[物語の舞台となってる国・時代]
日本。明治~昭和初期?のような雰囲気でした。

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
文庫。当時でもかなり古びていたので出版はもっと前だと思います。

[その他覚えていること何でも]
野坂昭如さんの短編だと思っていたのですが、ググってもわかりません。
何年か前にも質問しましたがレスをいただけませんでした。
よろしくお願いします。

この本のタイトル(題名)教えて! その14 ワッチョイ無し
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1526960904/631

 死屍河原水子草 (文春文庫) 文庫 – 1981/2/1
野坂昭如 (著)
http://amazon.jp/dp/4167119021
表紙画像有り

死屍河原水子草 (1971年)
http://amazon.jp/dp/B000J93WMA
表紙画像有り

野坂昭如 著. 死屍河原水子草, 文芸春秋, 1971, 10.11501/12545957.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001275799
目次・個人送信有り

https://dl.ndl.go.jp/pid/12545957/1/117

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