834 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2012/08/31(金) 11:51:54.85
[いつ読んだ]3年以内
[あらすじ]多分短編。事故か何かで車椅子生活になったヒロイン。(もしくはもっと重い障害)
入院中に同じく車椅子に乗った女性(A子)と、その彼氏(A彼)と知り合い、「車椅子でも一人暮らしは出来る」と勧められ、A子たちの住むアパートの隣室に引越し。
A彼は介護の資格持ちか何かで、彼に恋心を抱くヒロインは、A彼を自分の介護に雇う。
A彼はA子との生活費の為に引き受けるが、だんだんヒロインとA彼の間が急接近。
A彼はA子と別れて、別の場所でヒロインと暮らし始める。その後A子が車椅子で暴走→窓を突き破って転落死という事故が起きるが
それは事故でも自殺でもなく、A彼を取り戻す為に、もっと重い障害を持とうとA子が考えたから。
それまでの介護生活でA彼の性癖を知ったヒロインは上記のように推察する
[覚えているエピソード]
・ヒロインが一人暮らしをするのに家族は反対
・ボランティアグループが引越しを手伝ったり、外出に付き合ってくれる
・ヒロインとA彼が一緒に暮らし始めたあとで、ヒロインが何かのきっかけで彼の性癖をしる
・彼の性癖は、人形のお世話?(リ○ちゃんとかじゃなく、そうとう大きいもの)
[物語の舞台となってる国・時代]現代日本
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]不明
[その他覚えていること何でも]
微妙にエピソードが間違っているかもしれませんが、「知り合ったカップルの彼氏の方に介護依頼、結果カップルは破局、彼は人形が好き」この辺は間違いないです。
この本のタイトル(題名)教えて! その10
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/books/1321195230/834
50 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2012/12/30(日) 22:29:41.31
[いつ読んだ]3年くらい前
[あらすじ]
主人公が事故か何かで障害を持ち、入院中に同じく障害を持つ女性(以下A)と親しくなる(どちらも車椅子生活)
Aの彼氏Bとも、Aを通じて知り合い、Bに恋した主人公は、自分の介護をBに依頼し、ABが暮らすアパートの隣室で、Bが仕事としてAよりも主人公と長い時間を過ごすという奇妙な状況に。
Bと思いが通じ合い、主人公はアパートをでて別のところでBと暮らす事になるが、振られたAが自殺したという話を
他のヘルパーから聞く事になる。
責任を感じる主人公だが、Bの性癖(着せ替え人形ごっこが好き)を知り、「生きている女性を人形のように扱う」為に、
Aより障害の度合いが重い主人公に惹かれた(乗り換えた)のだろうと気づく。
そしてAはBの気持ちを取り戻す為、「より重い障害を負おうとして失敗したのであって、自殺したわけではない」のだと思う。
[覚えているエピソード]
・引っ越し後、主人公がBの大切にしている人形を見つける
[物語の舞台となってる国・時代]現代日本
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]ハードカバーだったような
[その他覚えていること何でも]
長編ではなかったと思うのですが。
よろしくお願いします。
682 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2013/11/11(月) 03:45:16.62
>>50
人形になる(著:矢口敦子)かな
この本のタイトル(題名)教えて! その11
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/books/1352499662/50-682
人形になる (徳間文庫 や 30-1) 文庫 – 2008/8/1
矢口 敦子 (著)
http://amazon.jp/dp/419892841X
表紙画像有り

人形になる 単行本 – 1998/5/1
矢口 敦子 (著)
http://amazon.jp/dp/4120027929
表紙画像・帯画像有り
矢口敦子 著. 人形になる, 中央公論社, 1998.5. 4-12-002792-9.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002700430
管理人のコメント:
確認した結果、『人形になる』で間違いなさそうだと思いました。
・72ページ程度の短編~中編。
・主人公は夏生という女性。
・生まれつき歩行に重度の障害がある森田瑞江という女性が夏生の隣のベッドに腹膜炎で入院してくる。(p6)
・瑞江は小西双一郎という男性と同棲している。(p8)
・夏生は瑞江・双一郎と別れることが寂しくて泣く。二人に自分たちと同じ団地に住むことを勧められる。(p16)
・両親は夏生の希望を受け入れたが、父方の伯父が嘴をはさんで一年近く実現しなかった。(p18-19)
・交通事故で夏生の両親が死亡する。(p25)
・瑞江と双一郎は自分たちの住んでいる障害者用の団地に住むことを勧めるが、夏生の姉が反対する。(p28-29)
・親族会議で、夏生は半年一人暮らしをすることが許された。(p31-32)
・夏生はハウス・キーパーとして自分が恋心を抱いている双一郎を雇った。他にパートの介助者、瑞江のグループのボランティアの助けを借りる(p33)
・双一郎の部屋には、幼児の大きさの人形が五、六体あった。美大を出た双一郎が作ったものだった。(p34-35)
・夏生と双一郎は愛を確認し合い、双一郎は瑞江と別れて引っ越しをすることになった。(p52)
・瑞江のグループのボランティアのTから、瑞江から夏生宛の手紙を受け取る。
そこには乱れた文字で「心が移ったのは、愛じゃない。わたしじゃお人形になりきれないという、ただそれだけのこと。わたしは負けたわけじゃない。もう一度とり戻して見せる」と書いてあった。(p57)
・Tさんは、瑞江は福祉センターの二階の窓から落ちる自殺をしたと伝える。(p59)
・夏生は、瑞江は自殺しようとしたわけではなく、夏生以上の障害をもとうとして失敗したのではないかと思う。双一郎が心変わりしたのは、夏生のほうが人形に近い体を持っていたからではないか。(p68-69)