ロバート・スウィンデルズ『弟を地に埋めて』(おとうとをちにうめて)

726 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/10/23(金) 10:47:38
かなり内容を覚えているのに、タイトルや作者は全く失念してしまいました。
学校の図書室で読んだ本です。
[いつ読んだ]10年前
[あらすじ] 戦争がおこり、ある国(日本ではない)に核が落とされる。
 生き残った人々は、どうにか農作物を作りルールを定め、集団生活を始める。
 しかし、土壌に残った放射能で、食物は奇形。虫にも奇形が現れる。
 ラスト:主人公の少年は、知り合った恋人(身籠っている)と「核の冬」をさまよう。

[覚えているエピソード]
 核が落ちてくる場面。少年は地下のような場所に隠れ、ヒロシマナガサキについての知識を思い出しながら眠ってしまう。目を覚まし、自分の周りに「黒い雨」が流れていることに気がついて、狂ったように、自分のTシャツを脱いで、雨をぬぐう。
 植物が育たない場面。イモでさえ上手く育たない。
 子供が大人に、虫を拾って見つけてくるが、羽の多い奇形の蝶々。(挿絵があったはず)

[物語の舞台となってる国・時代]
 日本ではない国。たぶんアメリカとかヨーロッパとかのイメージ。
 時代は、「現代」。異世界ものではない。
 ※作中「昔ヒロシマナガサキでは黒い雨が降ったんだ」といった台詞が出てくるので
 
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
 たぶんソフトカバー。もしかしたらハードカバー。厚さは4センチくらいだった気がする。

[その他覚えていること何でも]
 翻訳ものだったのではないかと思いますが、定かではありません。
 ひょっとして、児童文学に入るものだったのかもしれないのですが。
 子どもながらに、「きっと主人公の子供も奇形なのだ」という絶望にさいなまれたのを覚えています。

よろしくお願いします。

730 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/10/24(土) 08:23:01
>>726
読んだ事ある!
でも、色々読んだのがごっちゃになってはっきり思い出せない。
海外小説で児童書、結構有名なのだった気がします。

さらっとぐぐった感じでは「弟を地に埋めて」がそれっぽいような。
頼りにならなくてすいません。
題名に心当たりありますでしょうか?

735 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 04:05:44
>>730
ググった瞬間鳥肌がたちました!まさしくこの本です!!
子どもと混ざって、弟のことが頭から抜け落ちていたみたいです。
さっそく購入したいと思います、
本当に本当にありがとうございました!!!!!

この本のタイトル(題名)教えて! その7
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1227524784/726-735


管理人のコメント:不確かですが、主人公ダニーの恋人(キム)が妊娠する展開はなかったかもしれません。キムの姉(モーリーン)が身ごもって出産する場面はありました。


弟を地に埋めて (Best choice) 単行本 – 1988/3/20
ロバート・スウィンデルズ (著), アラン・マンハム (イラスト), Robert Swindells (原著), 斉藤 健一 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4828813179
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
夏休みのある暑い日のことだった。野原で雨やどりをしていたぼくが、あの閃光を見たのは―。数えきれないほどの人が死に、生き残ったぼくたちにとって、世界はまるっきりちがったものになってしまった。食べ物を奪い合っての殺し合い。後遺症で死んでいく人達。廃墟の町での権力争いの戦い。ぼくが正気を失わずにいられたのは、初めて心から好きになった女の子キムと、小さな弟ベンのおかげだった。核戦争後の廃墟を舞台に、極限状況下の人間の姿を深く見つめて描く、胸をうつ物語。中学生から。チルドレンズブック賞受賞。アザー賞受賞。カーネギー賞推薦。

弟を地に埋めて (福武書店): 1988|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001964057-00

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