398 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/04/21(月) 22:30:06
[いつ読んだ]
5、6年ほど前
[あらすじ]
よく覚えていません。
[覚えているエピソード]
工事現場で女性を縛っているところに少年達がやってきたので、主人公は女性を置いて逃げてしまうという部分があったと思います。
[物語の舞台となってる国・時代]
日本・現代
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバー、カバーが黄色、挿絵無し
[その他覚えていること何でも]
なんとかムシというタイトルだったような気がします。
曖昧な情報ですみませんが、もう一度読んでみたくなったので
わかる方がいましたら、教えて頂けると嬉しいです。
400 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/04/22(火) 23:12:58
>>398
吉村萬壱「ハリガネムシ」
470 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/05/15(木) 16:35:09
>>400
遅くなりましたが、ありがとうございます!
この本のタイトル(題名)教えて! その6
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1196779422/398-470
ハリガネムシ 単行本 – 2003/8
吉村 萬壱 (著)
http://amazon.jp/dp/4163223401
表紙画像・なか見!検索有り
受賞歴
第129回(平成15年度上半期) 芥川賞受賞
商品説明
吉村萬壱はデビュー作『クチュクチュバーン』において、個体としての人間が他の生命や物質と同化・変態し、巨大な集合体の中に溶け込んでいくプロセスを通して、人類進化の壮大なビジョンを初期筒井康隆の作品世界を彷彿(ほうふつ)とさせるグロテスクかつドタバタふう筆致によって描き上げた。芥川賞受賞作『ハリガネムシ』において、吉村は物語の舞台を近未来から現代(1980年代後半)へ移すとともに、前作において顕著だった暴力と破壊のテーマをさらに発展させ、それらをひとりの人間の内に発する過剰な欲望のありようとしてリアルに表現することに成功している。
物語の主人公は、高校で倫理を教える25歳の平凡な教師中岡慎一。アパートで独り暮らしをする慎一の前に、半年前に知り合った23歳のソープ嬢サチコが現れる。サチコは慎一のアパートに入り浸り、昼間は遊び歩き、夜は情交と酒盛りの日々を送る。サチコの夫は刑務所に服役中で、ふたりの子どもは施設に預けたままだが、詳しい事情は明らかでない。慎一はサチコを伴い車で四国に旅立つが、幼稚な言葉を使い、見境なくはしゃぎまわり体を売るサチコへの欲情と嫌悪が入り交じった複雑な感情は、慎一の中で次第に暴力・殺人願望へと変容していく。慎一は、自身の中に潜在する破壊への思いを、カマキリに寄生するハリガネムシの姿に重ね合わせる。
カマキリの尻から悶(もだ)え出る真っ黒いハリガネムシ、風呂屋の洗い場でロゼワイン色の血尿を放つ男、奇っ怪な叫び声をあげる登場人物など、グロテスクな人物や不穏なイメージに彩られた本作は、すべての読者に平等に支持されるものではないかもしれない。しかし、人間の内に発する欲望や衝動をありのままに記述していこうとする吉村の作家としての姿勢は実直なものであり、倫理的であるとさえいえる。
人間の本性として備わる「欲望」の本質に鋭く迫った問題作である。(榎本正樹)
ハリガネムシ (文春文庫) 文庫 – 2006/8
吉村 萬壱 (著)
http://amazon.jp/dp/4167679981
表紙画像・なか見!検索有り
内容(「BOOK」データベースより)
サチコ、底辺を這いずる痩せた、小さな女。手首に無数のためらい傷を抱えて。その女を知って、高校教師の内のハリガネムシが動きだす。血を流し、堕ちた果てに…。身の内に潜む「悪」を描き切った驚愕・衝撃の芥川賞受賞作。人間存在の奥の奥を見据えて、おぞましくも深い感動を呼び起こす。単行本未収録「岬行」併録。
iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004218083-00
タイトル ハリガネムシ
著者 吉村萬壱 著
著者標目 吉村, 萬壱, 1961-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 文藝春秋
出版年月日等 2003.8
大きさ、容量等 137p ; 20cm
ISBN 4163223401
価格 1143円
JP番号 20456122
出版年(W3CDTF) 2003
NDLC KH747
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語