キャムロン・ライト『エミリーへの手紙』(エミリーへのてがみ)

24 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/12/31(日) 17:40:17
[いつ読んだ]4,5年前
[あらすじ]
おじいさんが形見として手作りの本を孫(確か女の子)に贈る。
その本にはフロッピーディスクが入っていて、孫と母親はパスワードを見つけながらおじいさんが残した本当の物語を見つけるという話。
[覚えているエピソード]
金庫を見つけると、中にはおじいさんとおばあさんの古い写真があった。
[物語の舞台となってる国・時代]
現代、イギリスかアメリカか、その辺の外国。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
 ハードだった気がします
[その他覚えていること何でも]
物語の中に若い頃のおばあさん(おじいさんの妻)の話があります。
ドレスを作る仕事をしていた彼女は妊娠している新婦に出会い、彼女のためにドレスを作ります。
「人は誰でも誰かの天使になることができる」という内容でした。

前々から心にひっかかっていてどうしても読み返したいのですがタイトルも著者名も思い出せません。
知っている方が居たら御一報宜しくお願いします。

25 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2006/12/31(日) 19:02:42
>>24
ドレスのエピソードは覚えてないけど、
たぶん「エミリーへの手紙」(キャムロン・ライト/NHK出版)。

30 名前:エミリーへの手紙[] 投稿日:2007/01/01(月) 17:13:31
検索してみたらそれでした!
どうもありがとうございます(^^)
よいお年を

この本のタイトル(題名)教えて! その5
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1166607907/24-30

エミリーへの手紙 ハードカバー – 2002/6/25
キャムロン・ライト (著), 小田島 則子 (翻訳), 小田島 恒志 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4140053909
表紙画像有り
商品説明
れんが造りの小さな家でひとり暮らしをする老人ハリーは、孫娘のエミリーとだけは心が通じ合っていた。エミリーの父親でハリーの息子ボブは、ハリーを敬遠し、妻ローラとは離婚調停中だ。ボブ夫婦は痴呆(ちほう)の兆しが見えるハリーに老人ホームへの入居をすすめるが、入居の直前にハリーは息を引き取ってしまう。ハリーの死後、彼が書きあげた詩集を見つけたローラ。奇妙で無意味な言葉が並ぶこの詩集には、ハリーのパソコンに残された「エミリーへの手紙」いう26個のファイルを開くパスワードが隠されていた…。

家族の再生という重いテーマを軽妙で洒脱(しゃだつ)な印象にしているのは、手紙を読むためには詩集に隠されたパスワードを解かなければならないというユニークな設定だ。パスワードは、文章のはじめの文字の組み合わせだったり、なぞなぞだったり。一緒になって謎解きに参加しているうちに、登場人物たちに感情移入してしまうという仕掛けが意外で楽しい。ともすれば説教臭く受け取られがちな老人の言葉を、ゲーム感覚で伝えるという著者の思惑は十分に成功しているといえるだろう。

もちろん、ハリーの手紙そのものも「農夫とラバの話」「王様と3人の息子の話」「お金の話」など、ユーモアたっぷりで示唆に富むものばかりだ。手紙がひも解かれるたびに心の中に静かな波紋を投げかけられるローラたちはやがて、頑固者で変わり者にしか見えなかったハリーの、家族を愛する本当の思いに気づいていく。父親との和解、夫婦のきずな、家族愛など、ハリーの手紙の中には、人生をよりよく生きるためのヒントが息づいている。読者もまた、自分にとって大切なメッセージを手紙の中に発見することになるに違いない。(中島正敏)

内容紹介
ハリー・・・・・・おじいちゃん
  だれともうちとけないのに孫娘のエミリーとだけはなぜか気が合う。毎週金曜日にエミリーが訪ねてくるのを心待ちにしている。
キャサリン・・・・・・ハリーの妻
  ふたりの幼い子どもを遺して交通事故で死んでしまった。ハリー以外はだれも彼女のことを覚えていない
ボブ・・・・・・ハリーの息子
  父ハリーは、無口で頑固でいつも何を考えているかわからないと思っている。自身は妻のローラと離婚調停中
ローラ・・・・・・ボブの妻
  家を出てしまったボブと、まだもとに戻れるんじゃないかという期待を胸に、娘のエミリーと暮らしている
エミリー・・・・・・ボブとローラの娘、7歳
  ハリーにとてもなついている。まだ両親の間になにがおこっているのかはわからない

 ハリーは、もう自分の人生が終わりに差しかかっていることに気づいていた。アルツハイマーの症状もある。2、3日前にはトイレと勘違いして前庭のアプローチで小便をしてしまったし、うがい薬だと思い込んで洗剤で口をゆすぎそうになった。そしてとうとう毎週会いにきてくれる孫娘を判別できず、唾を吐きかけてしまったらしい。そんな自分が苛立たしくもあり、なによりもこんな姿の自分が愛する孫娘の記憶に残されると思うと耐えられない。

 男手ひとつで育てた子どもたちとは心が通わず、クリスマス以外には会うこともない。だが、孫のエミリーにだけはどうしても、ほんとうの自分を知っておいてほしかった。そのための手立てはもう何年も前から考えていた。残されたあと少しの時間でどうしてもこの仕事を完成させなければならない。
 そんなある日、ハリーは眠るように死んだ。

 息子のボブは、父の死にも不思議と悲しみを感じなかった。

 ハリーが残したものは、自分の手で建てた古い家と自作の詩集だけ。だがある日、一篇の意味のないようにみえる詩のなかに、秘密の言葉が隠されていることにエミリーが気づいた。

  エダブラー ミダブラー りっぱに いえる
  からくり くりだす れいかん たかまる
  パズルも スットンキー わかれば あたる
  ドキドキ はらはら えいえんの とき

 この詩に隠されている言葉、それは、ハリーがコンピュータに残したエミリーへの手紙を開くためのパスワードだった。

 それから、ひとつひとつの詩に隠されたパスワードを探すために家族はいつしか力を合わせていく。パスワードがひとつ見つかるたびに、一通の手紙が開かれていく・・・・・・。

 いったい、ハリーが本当に伝えたかったことはなんなのか?
 父の想いとは? 夫婦とは? そして家族とはなんなのか?
 『エミリーへの手紙』には、笑いと涙と謎解きと、そして子どもに語り伝えたい物語が散りばめられている。
 エミリーへの手紙は、すべての人々に宛てられた手紙です。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004027229-00
タイトル エミリーへの手紙
著者 キャムロン・ライト 著
著者 小田島則子, 小田島恒志 訳
著者標目 Wright, Camron Steve
著者標目 小田島, 則子, 1962-
著者標目 小田島, 恒志, 1962-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 日本放送出版協会
出版年 2002
大きさ、容量等 285p ; 19cm
注記 原タイトル: Letters for Emily
ISBN 4140053909
価格 1300円
JP番号 20363517
別タイトル Letters for Emily
出版年月日等 2002.6
NDLC KS175
NDC(9版) 933.7 : 小説.物語
原文の言語(ISO639-2形式) eng : English
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

通知
guest
0 コメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示