700 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/10/28(土) 10:11:38
以前文学板で質問してわからなかったので、ここで質問いたします。
作者は内田百間です。
[いつ読んだ]
十数年前、高校の現代文模擬テスト
[あらすじ]
百間らしき主人公が、広島の原爆についてGHQに? 感想を求められる。
[覚えているエピソード]
広島の銀行?の玄関に残っている人型の影を見て、「あの影に抱きつかせてやれ」と言う。
[物語の舞台となってる国・時代]
戦後日本
[その他覚えていること何でも]
百間は確定だと思います。百間全集などを探したのですが、見つけられませんでした。お願いします。
701 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/10/28(土) 11:00:41
>>700
御馳走帖かな?
704 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 17:21:01
>>700
「百閒 原爆 影」でぐぐると出てきた。
「山寺の和尚さん」だそうだ。
705 名前:700[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 23:58:26
>>704
どうもありがとうございます!!!!!!
おかげさまで人生最大の謎が解けました。
自分もググってみて、http://6259.teacup.com/tanemo1/bbs によると、以下のようだったようです。
最晩年の作品「山寺の和尚さん」(『残夢三昧』所収)に、次の文章があります。
怪しからん事に、数年後進駐軍の占領下にあつた当時、名前は忘れたが原子爆弾を投下した米国の操縦士がノメノメ日本にやつて来て、見物して帰つて行つた。
生かして返す可きではなかつた。日本には神も仏もなくなつたのか。しかし、神様や仏様はお留守であらうとも、まだどこかに狐や狸や川うそのたぐひはゐる筈である。明治の
文明開化の余計なおせつかひで迷信打破が唱へられ、そのあふりを喰らつて彼等は身の置き所もなく、影が薄くなつた。
しかしながら、骨ばかりの骸骨になつた広島の産業会館が陰をひたす太田川の川隈には、川うそがゐるだろう。何をしてゐるのか、その操縦士に取りつき、産業会館の玄関前の石段に残つてゐる消えた人の黒い影に彼を抱きつかせてやれ。
初出は昭和43年9月号の「小説新潮」らしいです。
>>701さんもありがとうございました。
この本のタイトル(題名)教えて! その4
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1142692218/700-705
ふるさと文学さんぽ 広島 単行本 – 2013/7/20
柴 市郎 (監修)
http://amazon.jp/dp/4479862064
表紙画像・なか見!検索有り
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024664836-00
タイトル ふるさと文学さんぽ広島
著者 柴市郎 監修
著者標目 柴, 市郎
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 大和書房
出版年 2013
大きさ、容量等 238p ; 20cm
ISBN 9784479862062
価格 1800円
JP番号 22283377
部分タイトル 失われた、暮しの中の、文化。 / 大林宣彦 著
部分タイトル 父と暮せば / 井上ひさし 著
部分タイトル HIROSHIMA / 井上陽水奥田民生 著
部分タイトル 巡礼 / 山代巴 著
部分タイトル ヒロシマめぐりくる夏 / 那須正幹 著
部分タイトル 広島と島根でつながる”うずみ” / 河野友美 著
部分タイトル 瀬戸内海はカキにママカリ / 壇一雄 著
部分タイトル 蝦獲り / 原民喜 著
部分タイトル 広島”橋づくし” / 桂芳久 著
部分タイトル 山寺の和尚さん / 内田百閒 著
部分タイトル おもいで / 木下夕爾 著
部分タイトル 赤い文化住宅の初子 / 松田洋子 著
部分タイトル スカウト / 後藤正治 著
部分タイトル 瀬戸内海美論.エデンの海 / 若杉慧 著
部分タイトル 鞆の津 / 宮城道雄 著
部分タイトル 仁保の人たち / 宮本常一 著
部分タイトル 鹿老渡 / 宮脇俊三 著
部分タイトル 管絃祭 / 竹西寛子 著
出版年月日等 2013.7
件名(キーワード) 文学者–広島県
件名(キーワード) 広島県–文学上
NDLC KG748
NDC(9版) 910.26 : 日本文学
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語
新輯内田百けん全集 (第22巻) 殘夢三昧,日没閉門 単行本 – 1988/8
内田 百けん (著)
http://amazon.jp/dp/4828822771
https://books.rakuten.co.jp/rb/317621/
新輯内田百間全集(第22巻) 残夢三昧/日没閉門
内田百間
【目次】(「BOOK」データベースより)
残夢三昧(天王寺の妖霊星/アビシニア国女王/山寺の和尚さん/鹿ノミナラズ/ピールカマンチヤン/ランドセル/残夢三昧 ほか)/日没閉門(日没閉門/目出度目出度の/雨が降つたり/阿房列車の車輪の音/「ノラや」/猫が口を利いた ほか)