太宰治(だざいおさむ)「カチカチ山」(『お伽草紙』)

636 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2006/10/05(木) 04:42:10
[いつ読んだ]10年程前

[あらすじ]
 昔話のかちかち山を恋愛小説と解釈して焼き直しした話。
 狸は、冴えない中年雄でとにかく兎に入れあげている。
 兎は、ピチピチの雌で、狸が自分に惚れていることをわかっていて無茶を言い利用する。

[覚えているエピソード]
 背負った薪に火をつけられて大火傷をおったり、だまされて泥舟に乗って沈むなど
 基本的に昔話と同じストーリーでした。

[物語の舞台となってる国・時代] かちかち山とおなじ

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
 ソフトカバーで白っぽいほぼタイトル文字だけの装丁の本で読みました。

[その他覚えていること何でも]
短編の恋愛小説を集めた、たしか「恋愛読本」というタイトルのオムニバス本の
一番最初に載っていた一篇です。

637 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/10/05(木) 06:55:17
>>636
太宰治「カチカチ山」

ではないでしょうか?

639 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/10/06(金) 20:33:38
>>637
そのまんまのタイトルだったんですね
しかも太宰治でしたか
これでもう一度狸の純愛物語を読むことができます
ありがとう

この本のタイトル(題名)教えて! その4
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1142692218/636-639

青空文庫 お伽草紙
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/307_14909.html

お伽草紙 (新潮文庫) 文庫 – 2009/3
太宰 治 (著)
http://amazon.jp/dp/4101006075
内容紹介
困難な戦争期にあって、深く芸術世界に沈潜することで時代への抵抗の姿勢を堅持し、日本文学の伝統を支えぬいた太宰中期の作品から、古典や民話に取材したものを収める。“カチカチ山”など誰もが知っている昔話のユーモラスな口調を生かしながら、人間宿命の深淵をかいま見させた「お伽草紙」、西鶴に題材を借り、現世に生きる人間の裸の姿を鋭くとらえた「新釈諸国噺」ほか3編。

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