450 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/08/06(日) 02:10:17
[いつ読んだ]10年位前
[あらすじ]分かりません。
[覚えているエピソード]
小学生の男の子(多分主人公)が、学校帰りに地下(?)にある喫茶店に行くのを日課にしている。
喫茶店でコーヒーを飲みながら宿題や予習などしてから塾に行く。
寂れているのだったか、辺鄙な場所にあるのだったかで客が少ない上、
マスターは無口で小学生が毎日通っているのに余計な事は何も聞いてもこないから
集中できる環境で効率が良いと男の子は思っている。
喫茶店のマスターにメニューを渡されて、読むフリをしてからいつもと同じブレンドコーヒーを
注文すると、「本日はロースト深めになっております」と言われ、
男の子は頷きながら「本日だけじゃなくていつも苦いじゃないか」と思っている。
[物語の舞台となってる国・時代] 日本の現代
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵] 多分ハードカバー
[その他覚えていること何でも]
覚えているエピソードは冒頭部のもので、この男の子が誰かと知り合って、
内緒の相談(?)をするのにちょうどいいからとこの喫茶店に行くのだったと思います。
自分の読む本の傾向から言って推理小説ではないかと思います。
心当たりのある方、お願いします。
451 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2006/08/06(日) 10:18:27
>>450
読んだことあるなぁ。
いとうせいこうの「ノーライフキング」だったような。
じゃなきゃ宮部みゆきの何かかもしれない。
457 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2006/08/07(月) 07:43:47
>>450
俺も宮部みゆきな気がするが
手元に本がないので確認できん
460 名前:450[sage] 投稿日:2006/08/07(月) 22:47:52
レスありがとうございます。
言われてみれば、>451さんの言うようにノーライフキングのような気がします。
手元に本がなかったため、本屋に行って探してみたのですが見つけられませんでした。
お盆休みに実家に戻った時に本棚漁って探してきます。
それと、宮部みゆきの本はその時期には読んだことがなかったので、
探しているものとは違うかと思いますが、そちらも探してみようと思います。
どうもありがとうございました!
この本のタイトル(題名)教えて! その4
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1142692218/450-460
ノーライフキング – 文芸・小説 いとうせいこう(河出文庫):電子書籍試し読み無料 – BOOK☆WALKER –
https://bookwalker.jp/de707667d0-542c-43a9-b548-e224290afa5b/

ノーライフキング 単行本 – 1988/8/1
いとう せいこう (著)
http://amazon.jp/dp/4103701013
表紙画像有り
いとうせいこう 著. ノーライフキング, 新潮社, 1988.8. 4-10-370101-3, 10.11501/13474836.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001938081
管理人のコメント:
『ノーライフキング』で間違いなさそうです。
小学四年生のまことは放課後、三階建てのビルの地下にある「シャンブリ」という喫茶店で、「あすなろ会」(塾)の予習をする。その喫茶店は焙煎珈琲が売りものの専門店だったから、他の小学生が来る心配がなかったし、混んでいることがなかった。コーヒーがまずかったのだ。(p7-10)
p8-9
「今日はロースト深目ですけど、よろしいですか?」
ベスト男はもっともらしく言った。彼は、まことを子ども扱いしない。
少し迷ったふりをしてから、まことは答えた。
「それでいいです」
どうせ毎日それは深かったのだ。炭火焼きと言うより、炭を飲むようなものだった。
(中略)
その味さえ我慢してカウンターから最も遠い指定席に座っていれば、ベスト男は何の干渉もしなかった。
確認に使用したのは新潮社の単行本版(1988年)です。