280 名前:sage[] 投稿日:2006/06/14(水) 20:05:42
[いつ読んだ]
3年ほど前
[あらすじ]
ある女の人がある絵師(春画を描く人で、サディスト)に見初められる。
モデルの仕事といって苛め抜かれるがあまりにも酷くなってきたので
反抗した弟子と女性(いつの間にか惹かれあっていた)はその絵師さんを殺す。
何かで家が燃えたのだと思いますが、焼死して家からその死体が見つかる話
[覚えているエピソード]
・縛られて木馬みたいなのに乗せられ、究極まで苛め抜かれる。
・物凄く大きい性器をもっているお弟子さんに無理やり膣に入れられる。
・子供が出来たと知ったその絵師は女性の性器に拳を突っ込んで
赤ちゃんを殺そうとする。
[物語の舞台となってる国・時代]
日本でしたが現代ではないと思います、江戸・・・でしたでしょうか。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ソフトカバー(うろ覚えしかし文庫ではありません。)
表紙はピンクっぽく、着物がはだけた女の人が描かれていた気がします。
[その他覚えていること何でも]
多分、多分なのですが少し現代の書き方とは違っていた気がします。
例として、「ような方→やうな方」の様な表記になっていたと思います。
知っている方がいましたら教えていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
285 名前:無名草子さん[] 投稿日:2006/06/16(金) 16:53:33
>>280
若合春侑(わかい・すう)の「蜉蝣(かげろう)」だね。
「正字正假名遣ひ文」で書く人なので、慣れないと
読みにくいよね。「腦病院へまゐります。」も面白いよ。
余談だが、「春画を描く人で、サディスト」の絵師は
伊藤晴雨のことで、実在の人物。晴雨を描いた、
団鬼六の「外道の群れ」・「異形の宴」も併せて読むと
より楽しいかも。
286 名前:280[] 投稿日:2006/06/16(金) 21:55:39
>>285
蜉蝣でしたか!
アマゾンで調べてみたところ腦病院へまゐります。
にも興味を持ったので早速明日買いに行きたいと思います。
ありがとうございました。
蜉蝣にでてきた絵師は実在していたのですね。
なるほど、そうだったのかと感心しきりです。
またお勧めの本まで教えていただいて真にありがとうございました。
この本も読みたいと思います。それでは。
この本のタイトル(題名)教えて! その4
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1142692218/280-286
蜉蝣 単行本 – 2003/7/1
若合 春侑 (著)
http://amazon.jp/dp/4048734709
表紙画像有り
肉体と精神の限界、愛憎、性、心の闇、男女の濃密な世界を描く話題作!
不穏な空気がたちこめる―昭和十年、上野。美校で裸体を曝すカフェの女給、帰依。繊細な画学生、謎めいた絵葉書屋、美しい絵描きと弥蘇教の下男。男たちとの邂逅で、帰依の人生は捩れはじめた。官能と禁忌に弄ばれた女の性を描く、落涙の純愛小説。
内容(「MARC」データベースより)
昭和初期の東京。カフェの女給の帰依は、上野の美校で裸体モデルをしていた。野獣性を秘めた学生達、謎めいた絵葉書屋、緊縛絵の画家・愁雨との出会いで、帰依の人生は思いがけない方向にねじれていく…。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004178772-00
タイトル 蜉蝣
著者 若合春侑 著
著者標目 若合, 春侑, 1958-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 角川書店
出版年 2003
大きさ、容量等 201p ; 20cm
ISBN 4048734709
価格 1700円
JP番号 20430442
出版年月日等 2003.6
NDLC KH692
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語