佐藤友哉(さとうゆうや)『世界の終わりの終わり』(せかいのおわりのおわり)

400 名前:無名草子さん[] 投稿日:2023/03/13(月) 14:52:47.80
[いつ読んだ]
2017年から2019年のどこかで読みました。

[あらすじ]
幼い頃(多分小学生)、主人公(男)と妹が線路の近くのひまわり畑で遊んでいたら、妹が線路に出てしまい電車に轢かれて亡くなる。それ以来主人公は、線路の向こう側に足を運ぶことができなくなり(越えようとすると吐き気がするようになる)、成人してからも外見が死んだ歳のままの妹の幻覚と暮らすようになる。妹の幻覚は、主人公の部屋でしか見えない。

[覚えているエピソード]
主人公がある日外に出ると、ロシア人の花売りの少女に出会う。それから何度か見かけていたけれど、ある日その少女が花を売っているわけではなく売春をしていたことに気づく。

閲覧注意


(ロシア人の少女が口から誰のものかわからない精液を吐き出すシーンがあったと思う)

[物語の舞台となってる国・時代]
現代日本。SFやファンタジー要素はなかったと思います

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバーで、表紙は白、タイトルや作者名は黒だったと思います。
挿絵はなく、表紙にイラストもなかった。

[その他覚えていること何でも]
中学校の図書室にありました。

一度読んだだけですが、どうしてももう一度読みたいと思い、こちらに書き込みました。お力添えいただけますと幸いです。

464 名前:無名草子さん[] 投稿日:2023/07/17(月) 00:58:29.15
>>400
佐藤友哉『世界の終わりの終わり』かも知れません

この本のタイトル(題名)教えて! その15 ワッチョイ無し
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1618592417/400-464

世界の終わりの終わり 単行本 – 2007/9/1
佐藤 友哉 (著)
http://amazon.jp/dp/4048737945
表紙画像有り

佐藤友哉 著. 世界の終わりの終わり, 角川書店, 2007.9. 978-4-04-873794-4.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009118692

管理人のコメント:
『世界の終わりの終わり』で間違いなさそうです。

閲覧注意


・妹が電車に轢かれて真っ二つにちぎれ、上半身がヒマワリ畑に、下半身が僕の足もとに転がった。


電車事故で妹は死んだ。七歳だった。以来、線路の向こう側に行けなくなった。(p15)
・死んだ日と同じ年齢・服装の死んだ妹が出現する(p19)
この現象は僕の妄想。空想の友人や恋人の妹バージョンみたいなものだ。僕には妹の声が実際に聞こえ、姿もはっきりと見えるのだった。(p23)
・十一月後半、とても美しい外国人の花売りの少女を見かけた。(p30)
・花売りの少女がヒマワリの花を僕に差し出す。「いくら?」と聞くと、こまったように「三」を示した。

閲覧注意


花売りの少女はむせながら口の端から白っぽい液体を吐き出した。少女の本当の職業を知った。(p70-71)


・花売りの少女はアナスタシアという名前のロシア人だった。(p72)

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