伊岡瞬(いおかしゅん)『いつか、虹の向こうへ』(いつか、にじのむこうへ)

697 名前:無名草子さん[] 投稿日:2008/09/06(土) 19:32:01
[いつ読んだ]
3年前か2年前です。

[あらすじ]
50代くらいの独身のおじさんが主人公。居酒屋で知り合った30才くらいの男の人と、40才くらいの女の人(二人とも他人)と暮らしている。

[覚えているエピソード]
まず男の人と知り合ったときの場面↓
おじさんは居酒屋の常連。メニューにはない、お茶漬けか何かを食べていました。
そこへ男が店に入ってきて、「あれ(お茶漬け)と同じ物を」と注文します。店の親父はおじさんを見て、困った顔をして見せますが おじさんが(出してやんなよ)と目で言ってやります。
男が勘定するとき、頭の中でサッと計算したのか、「お茶漬けの分が足りません」と言います。親父は「向こうの旦那のおごりだよ」とおじさんを指します。男は不思議そうにおじさんを見て軽く頭を下げました。

数日後、居酒屋で男をみかけ、話しかけました。(男からだったかもしれません;) 男は本(絵本?)を書いたことがあるそうで、おじさんは「今度見せてくれ」と社交辞令のつもりでいったのですが、男は数日後持ってきてくれました。
そのストーリーは↓

旅人が町の人々に悲しい話を聞かせてもらい、お礼に虹の種をあげるというもの。種は悲しい話から出来ていて、その一部分を人々に返す。残りはお祭りやお祝い事のときに大きい虹を作るため、旅人がもらう。
悲しさの度合に虹の大きさも比例します。おだやかな老夫婦の庭から大きな虹が出来たこともあります。
ある日、お金持ちの家に養子にきたという女の子が話をしに行きました。町の人は「きっと足下で小さい小さい虹ができるだろう」と笑っていました。
次の日、お屋敷からは大きくて太い立派な虹がかかっていました。おしまい。

[物語の舞台となってる国・時代]
日本で現代。

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバーであったと記憶しています。

[その他覚えていること何でも]
これで全てです。
これかな?って思われるものありましたら教えて下さい。

698 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 20:08:28
>>697
虹の種で検索したら出てきた。

伊岡瞬 「いつか、虹の向こうへ・・・」

702 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 17:28:13
>>698
ありがとうございます。感謝。
さっそく買ってこよう。

この本のタイトル(題名)教えて! その6
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1196779422/697-702

いつか、虹の向こうへ 単行本 – 2005/5/24
伊岡 瞬 (著)
http://amazon.jp/dp/4048736124
表紙画像有り
内容紹介
奇妙な同居生活を送っている元刑事の尾木と3人の居候。家出少女が彼らの家に転がり込んできたことをきっかけに、殺人事件に巻き込まれてしまうが……。第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞ダブル受賞作。

いつか、虹の向こうへ (角川文庫) 文庫 – 2008/5/23
伊岡 瞬 (著)
http://amazon.jp/dp/4043897014
表紙画像有り
内容紹介
第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞、W受賞作、待望の文庫化!
尾木遼平、46歳、元刑事。職も家族も失った彼に残されたのは、3人の居候との奇妙な同居生活だけだ。家出中の少女と出会ったことがきっかけで、殺人事件に巻き込まれ……第25回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007762313-00
タイトル いつか、虹の向こうへ
著者 伊岡瞬 著
著者標目 伊岡, 瞬, 1960-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 角川書店
出版年月日等 2005.5
大きさ、容量等 323p ; 20cm
ISBN 4048736124
価格 1500円
JP番号 20790054
出版年(W3CDTF) 2005
NDLC KH191
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語