松平定信(まつだいらさだのぶ)『花月草紙』(かげつそうし)

281 名前:無名草子さん[] 投稿日:2011/02/17(木) 01:56:33
若干スレチかもしれませんが、ずっと気になって探しているので教えて下さい。

・高校1年の古文の教科書に載っていた短い話です。(1970年頃)

・旅人が或る夜一軒の宿屋もしくは民家に泊まる。

・旅人が夜中にふと目をさますと、その宿屋?の人が何か翌朝の食事の用意をしているらしい様子。

・宿屋の人の会話で、
「何か食べ物にゴミが入った?(記憶曖昧)が、どうせ寝ている旅人にはわからないから、このまま料理してしまおう」と話しているのが聞こえる。

・翌朝食事が出されるが、旅人は昨夜の会話を聞いてしまっているので、汚ならしく思えて、とても食べる気になれない、
みたいな話です。

原文で
「潔疾あればいと、いとう心ありて」
(潔癖症なので大変いやな気持ちがして)
という箇所ははっきりと覚えています。

記憶の中では宇治拾遺物語あたりと思っていましたが、後年調べたら違いました。
その他それらしき平安時代の説話集は随分調べたのですが、結局わかりませんでした。

何て言う物語だったのか、わかる方いましたら宜しくお願いいたします。

282 名前:無名草子さん[] 投稿日:2011/02/17(木) 02:12:25
>>281の訂正
×何て言う物語だったのか
〇何て言う物語に収められているのか

この本のタイトル(題名)教えて! その9
http://kamome.5ch.net/test/read.cgi/books/1284113689/281-282

花月草紙 (岩波文庫 黄 221-1) 文庫 – 1939/4/3
松平 定信 (著), 西尾 実 (著), 松平 定光 (著)
http://amazon.jp/dp/4003022114
表紙画像有り

松平定信 著ほか. 花月草紙, 岩波書店, 1971, (岩波文庫), 10.11501/12458195.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001262163
個人送信有り

管理人のコメント:
国会図書館デジタルコレクションで「潔疾あれば」を検索したところみつかりました。

https://dl.ndl.go.jp/pid/1022632/1/40

40-41コマ

米かしぐをのこが、「この飯に蟲のはひ入りたるが、いはゞむづかり給はんのおそろしさに、ひそかにとりすてゝげり」と、いとひそかにいふも、はやきこゆ。しらぬさますれど、潔疾あればきけばいといとふ心ありて、箸もとらねば

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