756 名前:無名草子さん [age] 投稿日:03/12/14(日) 13:06
高校入試の過去問として出題されていた作品で、
その作品を読んでから6年くらい経っているので、
断片的にしか内容が思い出せないのですが、
舞台は戦前、主人公は小学校低学年の男の子です。
主人公の『僕』が大きな屋敷の前で友達と遊んでいるのをいつも屋敷の窓から眺めている、『僕』より少し年上の少女が、ある時お菓子の入った箱をみんなのいるところに持って来ます。
その『お菓子』というのが、この話の鍵となっています。
(ジャムを挟んで肉桂をまぶしてある菓子だったっけ…?)
そして、みんなに配り始めるのですが、年少者から順にお菓子を受け取って行き、友達も帰っていく中で、『僕』はいつまで経ってもお菓子をもらえず、とうとう最後まで残されてしまいます。
最後に残った『僕』の分のお菓子は、形が少し崩れているが、ジャムがたっぷり入っていて、『僕』は少女からジャムが蓋についた箱ごともらう事になります。
その後少女は何処かに引っ越してしまいますが、
主人公は数年後この出来事をふと振り返ってみて、
「少女が自分を最後まで残していたり、崩れかかったお菓子を自分にくれたりしたのは、あの少女が自分に対して仄かな恋心を寄せていたからだ」
という事に気づいたのでした。
という話です。どなたかご存知の方は作品名を教えてください。
長文ですいません。
タイトル忘れちゃったあの本。みんな教えて!part2
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/books/1038687497/756
この本のタイトル(題名)教えて! その5
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1166607907/787-792
三木卓 著. 茶色の画帖, 初谷行雄, 1980.8, (韻文叢書 ; 7), 10.11501/12537521.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001489359
個人送信有り
https://dl.ndl.go.jp/pid/12537521/1/22
三木卓 著. 午前中の少年 : 1939~1945, 毎日新聞社, 1985.11, 10.11501/12537700.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001777231